こうして北条氏の最後の渾身の大戦は、わずか二十日の鎌倉占領で幕を閉じた。一族の重鎮や重臣達も悉く滅び、鎌倉幕府の再興の道は絶たれた。時行の勢力は明らかに小さくなり、若くなり身軽になった。ここからの少年は担がれも縛られもせず、自らの意志で道を選ぶ。
つまり、ここからなのだ、ここからなのだ、天下人に挑み続けた少年の物語は!
逃げ上手の若君110話より引用
逃げ上手の若君110話にて、時行が中先代の乱を経た際のナレーション。多くを失ったものの、その代わり得たものもあった。時行の本当の戦いが幕を開けていくシーンである。
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