「感傷」とは心の「スキ間」であり「弱さ」ー
ジャイロ・ツェペリの父ーグレゴリオ・ツェペリは「感傷」という心とは無縁に生きて来た男。彼は個人的な友人はいっさい作らないーペットも飼わない。近所の親睦会も極力避けー夕食は家族とだけすごしー親戚せも家に招いた事はなかったー。また彼はいっさい写真を撮らせない・・・。手紙も書かないし日記も記さない。プレゼントしたり受け取ったりもしない・・・。人間関係の「思い出」を作る事は「感傷」に通じると考えるからだ。それはあえて冷徹になるという彼なりの厳しい規律であったー。
「感傷」とは心の「スキ間」であり「弱さ」ー。
ジャイロが学校を卒業した時も父はわが子の卒業式には出席しなかった・・・。剣をふりおろす手元が0.1ミリでもズレればこの「死刑執行」という任務は失敗に終わるだけでなく、その処刑に対しこの世にこれ以上ない苦痛と残酷さをもたらすことになる。それを引き起こす原因は「感傷」という心のスキ間が引き起こすほんのわずかな「動揺」だ・・・。父グレゴリオはそれを先祖からの教えと経験から学んでいた。いくら鬼畜同然の罪人・極悪人とはいえ、処刑の失敗はその「死の尊厳」を破壊し、生命の「誇り」を地に落とす。そして、刑罰は単なる暴力となり、「国家」と「法」の威厳までも・・・。
ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン24話より引用
ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン24話にて、ツェペリ一族が紹介される際のナレーション。グレゴリオの価値観が伝わるシーン。死刑執行を完璧に遂行するために「感傷」を捨てるというのはストイックすぎる。
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