鬼滅の刃

鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたら今度は必ず君に好きだと伝える

従姉妹の罵詈雑言には正当性なんて欠片もない。けれども、嫌という程俺の心を抉った。逃げれば親族がどうなるか考えなかったわけじゃない。でも俺は逃げた、生きたかった。屑の一族に生まれた俺もまた屑だ。背負う業が深すぎて普通の人生は歩めなかった。やり場のばい思いは全て鬼に向けた。ひたすら鬼を恨み、憎んだ。そうして誰かの為に命を懸けると自分が何か少しだけでも〝いいもの〟になれた気がした。だけど、いつまでもいつまでも恨みがましい目をした五十人の腐った手がどこにも行けないよう俺の体を摑んで爪を立ててくる。無惨を倒して死にたい。どうかそれで俺の汚い血が浄化されるよう願う。

鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたら今度は必ず君に好きだと伝える。

鬼滅の刃188話より引用

鬼滅の刃188話にて、過去回想での伊黒のセリフ。伊黒の過去、そして甘露寺への想いが語られるシーン。この過去エピソード一発で伊黒に感情移入できてしまうほどの作り。

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