おれは、自分の役割を理解して全うしていくことが生きていくことなんじゃないかって最近まで思ってたんだ。それで死ねたら正しく死ねたって言えるんじゃないかって。でも今は、それは少し違う気がしてる。
犬の散歩とか家族を養うとか役割なんてなんだっていいし、そんなものなくても食ってクソして寝るだけでも病気で寝たきりでも、自分の人生が誰とも繋がらなくて何も残らなかったとしても、その人を形作る思い出よりも小さな記憶の欠片がどこかを漂っているだけで人の命に価値はあるんだよ。
死に方の問題じゃなかったんだ。その価値を無いように振る舞う奴を俺は許せなかったんだ。・・・宿儺、オマエのことは嫌いだよ。でも人間は道具じゃないから生まれた時に役割が決まってるわけじゃない。善い奴も悪い奴もどっちが本当の人間かなんて分からん。間違ってるのは俺かもしれない。だからせめて知ってもらおうと思ったんだ。オマエが価値を見出せないオマエ以外の人間のこと。
呪術廻戦265話より引用
呪術廻戦265話にて、宿儺に「結局貴様は何が言いたいんだ」と問われた際の虎杖のセリフ。虎杖が最終的に出した命や死に対しての価値観。いろんな死に触れたからこその結論ですね。
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