師匠は滅却師の最後の生き残りの一人として死神達から厳しい監視を受けていた。だけど師匠は、その死神達に対して滅却師の必要性を訴え続けた。力を合わせて戦う術を模索していた。平時、尸魂界にいる死神達はどうしても現世での虚への対処が遅れる。常時、現世で虚に目を光らせ俊敏に対処する我々のような存在が必要なのだ・と。だけど、それに対する死神達の返答はいつも同じ、我々の仕事に手を出すな。
そして、師匠は死んだ。その日の敵は巨大な虚が5体。死神の援護なくして戦える相手ではないことは明白だった。そして、やはり死神の対処は遅かった。彼らが虚を倒しに現れたのは師匠が戦い始めてから2時間後。師匠が死んでから1時間が経っていた。
結局、最後まで師匠の考えは死神達に届くことはなかった。もし死神達が師匠の考えを認めていたなら、滅却師の力を認めていたなら、もっと早くに助けにきていただろう。師匠は死なずに済んだだろう。わかるかい、黒崎一護。
僕は死神の目の前で絶対に滅却師の力を証明しなければならないんだ!
この戦い、君の手助けなど欲しくはない。僕と君は滅却師と死神。考えが正反対であることはわかっている。僕の考えが間違っていると思うなら、どうぞそこで見物しているといい。僕は僕の力をただ証明するだけだ。
ブリーチ46話より引用
ブリーチ46話にて、石田が師匠の死を一護に明かした際のセリフ。石田の戦う理由が明らかになるシーン。石田も誇りを守るために戦ってることがわかりますね。
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