・・・俺の〝個性〟の防御は完璧ってわけじゃない。受け損ねたら即死もあり得る。実際、体はボロボロでどう考えてもとっくに限界。もう逃げちゃっていいはずなのに・・・。なぜか俺はここにいる。今の・・・まるで猛獣が吠えてるみたいなスゴい声。街であんな声を出すのはたいてい敵とか犯罪者で〝個性〟で暴れたりして危ないんだけど、ああいうのを聞くと俺はなんだかじっとしていられなくなってついのこのこ出て行ってしまう。「周りの人を助けなきゃ」、もちろんまずはそのためなんだけど、たいていは暴れてる本人もなんだかすごくたいへんそうだ。・・・でも大丈夫、心配ないよ、ヒーローを信じて待ってればきっとなんとかしてくれる。だからそれまでは俺がいる。
俺が君といっしょにいるよ。
ヴィジランテ119話より引用
ヴィジランテ119話にて、ロックと戦っていくコーイチのセリフ。ロックにも寄り添っていくコーイチ。この漫画の主人公は本当に敵に寄り添っていくよな。
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