やれやれ、死の間際に言うセリフがそれで良いのかい?まだそんな子どもっぽい事に悩んでいたとはね。・・・いや、君は子供だったね。転生で君に与えられた雨宮吾郎の『記憶と意思』、けれど君の肉体にはアイとカネキから受け継いだ『遺伝的な要因』がある。その二つが『ゴローとアクア』、二つの視点を君の心に二つの『役』を作った。けれど、そんなものがなんだというんだい。『君』は大人としての記憶を抱き、さりなちゃんとアイを救えなかった苦しみを背負って、誰かが苦しむのに耐えられず、つい自分の得にならない手助けをしてしまうような、救いようもないお人好しだったじゃないか。世の中の理不尽と不条理に怒り挫折に苦しみながら人並みに恋愛に興味があってひたすらに努力する若者で親譲りの嘘つきだけど、自分の妹や周囲の人間を愛していた。そんな18歳の子供だったよ。
その全てが『君』で『星野アクア』だったよ。
推しの子163話より引用
推しの子163話にて、死にゆくアクアにツクヨミが伝えたセリフ。アクアがどういう人間だったかを語っていくツクヨミ。アクアを理解し、最大限寄り添ってくれるシーンである。
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