お兄ちゃんに褒められた髪の色が自慢だった。「織姫はきれいな髪をしているね、とても暖かくて素敵な色だ」、そう言われたことが嬉しくて、小さな頃からずっと髪を伸ばしてた。それを切ったのは中学生のとき。中学に入ってすぐ3年生に「髪の色が気に入らない」と髪を切られた。仕方なく切られた所に合わせて髪を切りそろえた。お兄ちゃんには言えなかった。「ちょっと気分転換」、そう言ってごまかした。それから間もなくしてお兄ちゃんが死んで、あたしは一人になった。学校でも喋らなくなってますます一人になった。
そんなあたしの手を引いてくれたのはたつきちゃん。たつきちゃんはあたしの手を引いてあたしを怒鳴りつけて、そしてあたしを守ってくれた。また髪を伸ばせるようになったのはたつきちゃんのおかげ。あたしはもうきっと髪を短くすることはない。だって、あたしの髪の長いのはたつきちゃんへの信頼の証だから。ありがとうたつきちゃん、今まで3年間あたしのこと守ってくれて。ありがとうたつきちゃん、ありがとう、ありがとう。だから、泣かないで、泣かないで。
こんどはあたしがたつきちゃんを守るから。
ブリーチ42話より引用
ブリーチ42話にて、たつきがナムシャンデリアに操られてしまった際の織姫のセリフ。織姫とたつきの関係性がわかる描写。良いエピソードですね。
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