ウィンドブレイカー

ありがとう、守ってくれて【ウィンドブレーカー】

亀ちゃん・・・オレね、頭取になったら誰よりも楽しくなれるって・・・本当に信じてたんだ。山の上にある宝箱を目指してるみたいでわくわくした。きっとそれを手に入れたら誰よりも自由になれて、すっごいことが起きるんだろうなって、ドキドキしてた。でも、いざなってみたらなにもなかった。なにも感じなかった。こわかった・・・。からっぽになった気がして次はどこに行けばいいかもわからなくて、なにをしてもなにも感じなくなってむなしくなるばっかりで、なんとかしなきゃ、なにがいけないんだってもがいてもがいてもがいてるうちになにも見えなくなった。それで、みんなのせいにした。亀ちゃんが取ったんじゃないよ、オレが最初にいらないって言ったんじゃん。そうだよ・・・オレは・・・みんなでバカ笑いしてたあの頃・・・楽しかったんだ・・・。オレはとっくに自由だったんだ・・・。でも、それに気づけなかった。それどころか、自分で壊したんだ。バカだなぁ、オレ。亀ちゃんがいなかったら今ごろなんにもなくなってたね。梅ちゃんに言われたんだ、あんな顔させるなって。オレが見えていなかっただけで、きっとずっと前からそんな顔してたんだよね。オレがそうさせてたんだよね。それでもオレとみんなを繋ぎ止めてくれてたんだね。

ありがとう、守ってくれて。

ウィンドブレーカー26話より引用

ウィンドブレーカー26話にて、「そのせいでちょーじの必要なものをオレは取り上げてしまった」と言う十亀に兎耳山が返したセリフ。兎耳山が本当に求めていたものに気づいていくシーン。十亀とも和解する素敵なシーンである。

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