彼らが気になるかい？どんな絵巻物にも終わり時がある。鬼ヶ島から帰った桃太郎のその後が描かれないのは退屈だからじゃない、野暮だからさ。
俺達も同じ、偶さか物語の舞台が皆一緒だけだっただけ。鬼ヶ島から出れば後は彼らの人生。居場所に戻る者、新たな地を目指す者、或いはその両方かも。
物語が終わり、その後彼らがどんな表情（かお）をしてるのか、それは当人だけのものだ、覗き見るのは野暮だよ。
俺達は願うだけ。どこかで幸せであって欲しいと祈るだけ。
地獄楽126話より引用
地獄楽126話にて、死罪人たちのその後が気になってそうな佐切に十禾が伝えたセリフ。すごく良い解釈ですね。この物語の終わりにふさわしい。
▼山田浅ェ門十禾の名言をもっと見たい方はこちら▼
【地獄楽】山田浅ェ門十禾の名言・名シーン・名セリフ8選更なる死と・・・混乱ですよ、船に例えるなら夢違いの船・・・悪夢と災厄を流す方でしょう
地獄楽46話にて、青木に「先発隊にとって...
