ある日、俺は傑作を造った。刃渡り1.5mの大太刀だ。誰が使っても無敵になれる刀だと思った。だから、俺の親友に贈ったんだが。酒癖の悪かったそいつは、室内の宴席で喧嘩になり、大太刀を抜く暇もなくあっさり死んだ。そいつの人生に必要だったのは大太刀じゃなく、宴席の一撃をまず防げる小刀だった。
誰が使っても無敵の刀なぞこの世に存在しなかったのさ、体格・性格・人生、人の形は百人百色違うんだから、それ以来俺は刀より人を見るようになった。
逃げ上手の若君100話より引用
逃げ上手の若君100話にて、亜也子の刀を造る際の正宗のセリフ。刀造りの信条を語る正宗。刀鍛冶として最高の考えですね。
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